オプス・デイは、カトリック教会の司牧的任務を果たすために、あらゆる人々を対象としたキリスト教的、人間的な形成の手段を提供しています。日常生活の各自の具体的な状況の中で、イエス・キリストと個人的に付き合うことを通して、イエス・キリストを愛し、イエス・キリストに付き従うようになるためです。カトリック信仰の豊かさを深く理解し、福音に従い、洗礼がもたらす約束に生きることを通して得られる喜びを味わうことを教えています。
このような形成の手段の中でも、仕事の聖化についての教えは、中心となる大切な点です。仕事を聖化するとは、仕事をできるだけ完全にやり遂げること、すべての法律を尊重し、倫理が求める事柄に従った働き方をすること、仕事において神との一致を求め、人々に仕える望みを実行に移し、社会の進歩に貢献することです。
要約すれば、各々が自らの人間的、超自然的な能力を充分に発揮して、それを神と人々のために役立てる努力をすること、信仰が要求することに自由に応える社会人として、職業、家族、社会生活において一貫した生き方をする模範的な人となることだと言えるでしょう。