属人区長のメッセージ(2025年7月21日)

フェルナンド・オカリス師は、オプス・デイが家族であることを神に感謝し、2025年聖年「青年の祝祭」のために祈るよう招きます。

愛する皆さんへ。イエスが私の子どもたちを守ってくださいますように!

7月26日に祝われる聖母マリアの両親、聖ヨアキムと聖アンナの記念を前にして、私はオプス・デイが本当に家族であるという事実に対して主に感謝を捧げたいと思います。聖ホセマリアはこう書いています。「オプス・デイに属する私たちは皆、一つの家族をかたちづくっています。私たちが一つの家族であるのは、同じ屋根の下で暮らしているという物理的な理由によるのではありません。最初のキリスト者たちのように、私たちは心も思いも一つにしており(使徒言行録 4・32)、オプス・デイの中で誰一人として、決して無関心という苦しみを感じることはないでしょう」(手紙11、23番)。

神のおかげで、ありがたいことに私たちはオプス・デイの中で誰もそのような無関心の苦みを味わうことのないよう望んでいます。それゆえ、性格の違い、仕事のスケジュール、あるいは日常生活におけるさまざまな状況が、実際的な無関心へとつながってしまうことのないように心がけています。私たち皆が心も思いも一つにして生きるためには、兄弟姉妹のことが本当に「自分のこと」として感じられるようになる必要があります。私たちの心がキリストのように広くなるように、ためらうことなく主に願い求めましょう。それは「あらゆる障壁を超えて、ますます愛情を深めていく」(『十字架の道行』第8留、5番)力を持つ心です。キリストが私たちのためにどのように命を捧げられたかを黙想するとき、私たちは条件をつけることなく愛するということを知ります。それは兄弟姉妹のために自分の命を捧げるにまで至る愛です。最近教皇レオ十四世は次のように述べられました。「イエスは、神と人に対するまことの愛の啓示です。それは、所有するのではなく、与える愛です。求めるのではなく、ゆるす愛です。決して見捨てることなく、助ける愛です」(2025年7月13日「お告げの祈り」)。

近いうちに、ローマで若者たちのための聖年の祝祭が始まります。その日々が参加者たちの人生における「恵みのとき」、生きたキリストとの本当の出会いとなるよう祈りましょう。キリストは欺かない希望であり(ローマ5・5参照)、私たちの幸福への渇望を唯一満たしてくださる方です。

オプス・デイの規約のためにも祈り続けましょう。すでにお知らせしたように、現在聖座が規約の見直し作業を行っています。

すべての愛情をこめて皆さんを祝福します

皆さんのパドレ、フェルナンド

Fernando Ocáriz

パンプローナ、2025年7月21日