属人区長のメッセージ(2023年5月25日)

フェルナンド・オカリス師は、私たちが全てを聖母の御手に委ねるようにと招きます。

愛する皆さんへ。イエスが私の子どもたちを守ってくださいますように!

オプス・デイの私たちが世界中を巡礼で満たしたいと望んでいる今月、私の心は深い感謝にとらわれます。それは、マリアの御手に多くの意向を委ねると、聖母の執り成しによって実りがもたらされることを信頼しているからです。

確かに、神はこれらの実りをお望みの時、お望みの方法で与えてくださいますが、なによりもまず、私たちに与えてくださるのです。私たちの祈りは、たとえ弱くても、主が私たちに贈ろうと望んでいる多くの恵みを受けることができるようにしてくれます:「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる」(マタイ7・7)。私たちの巡礼において、世界の平和、個人の回心、召命のための多くの恩恵を大胆に天に願いましょう。このような態度は「私たちには神が必要である」という確信を、私たちが深める手助けとなります。これは既に祈りの最初の実りです。それは「全てのことを前進させるのは神である」という意識を養います。神は私たちが受け入れられていると感じるよう、私たちに平坦な道、穏やかな道を用意してくださいます。それは聖母です。「常に、イエスのもとへ行くときはマリアを通り、イエスのもとへ戻るときもマリアを通る」(『道』495)。

イエス・キリストが私たちと分かち合うことを望まれたこの世における使命において、主は、私たちのそばにいて、ご自身の喜びを与えてくださいます:「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」(マタイ28・20)。私たちは、愛情をもって聖母に会いに行くたびに、私たちは孤独ではないことを悟り、困難や喜びに直面しながらも、一日のあらゆる瞬間、あらゆる状況において生きる望み養うことができるでしょう。使徒の元后は、教会の最初の歩みにおいて使徒たちとともにおられたように(使徒1・12-14参照)、私たちを決してお見捨てにはならないのです。「父なる神の右に座すため、天に昇るにあたり、師キリストが『行って、諸国の民に教えよ』と仰せになった後、使徒たちは心の平和を得た。とは言え、まだ、ためらいがなくなったわけではなく、どうしたら良いのか分からなかった。そこで、使徒の元后マリアのもとに集ったのである。世に救いをもたらす〈真理〉を熱心に触れ回る使徒となるために」(『拓』232)。

どうか、私の祈りに一致して、先日20日にローマで叙階を受けた属人区の新司祭25名のために祈り続けてください。

ご復活の喜びと共に、心からの愛情を込めて皆さんを祝福します。

あなたがたのパドレ

Fernando Ocáriz

フェルナンド

ローマ、2023年5月25日