教皇様は福者グアダルーペに対し、みなに拍手を求められました

教皇フランシスコは、5月20日、日曜日、ローマで、アレルヤの祈りを唱えるとき、新たに福者になったグアダルーペに拍手を送りましょうと人々に呼びかけました。また、マドリードで挙行された感謝ミサの中で、オプス・デイ属人区長フェルナンド・オカリス神父は、どの聖人も《神の偉業》であることを思い出させてくれました。

教皇フランシスコは、マドリード出身の化学者グアダルーペ・オルティス・デ・ランダスリが列福されたよろこびに加わることを望まれ、この日曜日、バチカンの聖ペトロ広場で、アレルヤの祈りを唱えるとき、次のようにおっしゃいました。「グアダルーペは、教授職と福音を告げ知らせることによって、兄弟姉妹のために喜んで仕えた、オプス・デイの女性でした」。

グアダルーペは社会活動と科学的研究に参加する女性キリスト信者の模範です。新しい福者に拍手喝采しましょう」とおっしゃって話の結びとなさいました。

オプス・デイ属人区長フェルナンド・オカリス神父は、5月20日、日曜日、マドリードにあるビスタアレグレ・アリーナで、列福式に参加した12,000人の信者たちと共に感謝ミサを捧げました。ミサの中で参加者に「神が私たち一人ひとりを通して実現したいお思いの《偉業》に対してもっと完全に」心を開くよう励ましました。

「聖人になりたいということ、これこそグアダルーペがみずからの生涯の望みとして受け入れた挑戦であり、それが彼女を幸せに満ちた人にしたのです」。こう強調した属人区長は、「彼女はこの望みを実現させるために特別なことをする必要はなかった」ことを思い出させました。「グアダルーペを取り巻く人々から見ても、彼女は、自分の家族を心にかけ、ここかしこに移動し、一つの仕事を終えるとすぐに別の仕事に手を染め、自分の欠点を少しずつ改める、みなと同じ普通の女性だったのです」。

「聖人は、それぞれが神の《偉業》です。聖人とは、神がご自身をこの世界に現す一つの姿です。また、聖人とは、教会の最も美しい顔なのです」。教会は、聖性の模範として、オプス・デイの女性信徒であったグアダルーペを列福しました。それは、1928年以来、聖ホセマリアが教え続け、第二バチカン公会議においても提唱された、聖人になりなさいという神の呼びかけを全てのキリスト者に思い起こさせています。