属人区長のメッセージ(2022年11月18日)

オプス・デイ属人区長は、終えたばかりのメキシコへの司牧旅行について神に感謝を捧げます。そして、子どもの信頼と自然さをもって祈り続けるよう励まします。

愛する皆さんへ。イエスが私の子どもたちを守ってくださいますように!

メキシコで過ごした日々を、神様に心から感謝します。多くの人々の愛情や配慮に触れ、あらためてオプス・デイが真の家族であることを実感しました。

グアダルーペの聖母を前にして、聖ホセマリアが同じくメキシコへの旅で聖母に向けた言葉を思い出し、自分のものにしようと努めました。「今、私は燃える心であなたに申し上げます: monstra te esse Matrem ! (母であることを示してください!)」。そして、「もし、幼い子どもが母親にこのように頼んだら、心を動かされない母親はいないでしょう」と続けられました。このようにして、子どものような信頼と自然さで、主との、また、聖母との対話に馳せ寄りましょう。

イエスとその母は、いつでも私たちの祈りを受けとめてくださることを確信しています。だからこそ、世界と教会の必要を彼らの手に委ねるよう皆さんに勧めます。ドン・ハビエルが、あるとき聖ホセマリアから、「もう祈っていますか」と尋ねられた逸話を思い出す人もいるでしょう。聖ホセマリアは返事を待たず、「私は祈り続けている」と付け加えられたのでした。

「欺かない希望」(ローマ5,5参照)の伴った信仰をもって、しばしば言葉によらないものでしょうが、祈ることを決してやめないことにしましょう。教皇様は、「たとえ天が陰っていても、キリスト者は祈るのをやめません。キリスト者の祈りは、その人の信仰と足並みをそろえます」と、仰いました。祈りの実りがすぐに現れないときでも、神の愛を確信し、忍耐強く主に馳せ寄り続けましょう(1ヨハネ4,16参照)。

明日、ローマで叙階される25名の属人区の新助祭のために特別に祈ってください。

心からの愛情を込めて、皆さんを祝福します

あなた方のパドレ

フェルナンド

Fernando Ocáriz

ローマ、2022年11月18日