属人区長クリスマスメッセージ(2025年)

「私たちには大きな使命があります。真の平和を伝えること、つまりイエス・キリストを伝えることです」。フェルナンド・オカリス師は、降誕節に「私たち一人ひとりと出会うために小さくなられた神の愛」という福音を生きるよう招きます。

福音書の天使の言葉が、皆さんと共にご降誕を祝う私の心に思い浮かびます。

「天には神に栄光、地にはみ心にかなう人に平和」

「み心にかなう人に平和」。確かに神は皆を愛していますが、私たちは神の愛を受け入れる必要があります。真の平和はそのとき訪れます。

キリストは私たちの平和です。私たちはそれを喜び宣べ伝えます。世界が必要としている平和を私たちは手にしているからです。

私たちは、つまらない存在であっても、たくさんの欠点や限界を抱えていても、キリストという平和の源を手にしています。

私たちは降誕節において特別な形でイエス・キリストを眺めます。恐れを抱かずに神に容易に近づけるように主は小さくなりました。

この世界には平和がありません。聖ホセマリアは言いました「世界に平和がないのは、良心に平和が見出せないからだ」と。

真の平和は人々の心から来ます。ですから私たちには大きな使命があります。平和を伝え、平和を与える。平和と喜びの種まき人になるです。

そのために何をすれば良いのでしょうか。どのように平和を伝えるのでしょうか。

キリストが平和です。主は言います「私が平和である」と。聖パウロは言います「キリストは私たちの平和です」。キリストを与えること。福音、神の愛、その満ち溢れるもの伝えることです。

「天には神に栄光、地にはみ心にかなう人に平和」。主はその平和を皆に
与えたいと望んでいます。ただ私たちの自由な応答が必要なのです。

ですから、世界にはたくさんの困難がありますが、希望を失ったりや悲観主義に陥らないようにしましょう。もし神が私たちと共にいるなら、私たちはつまらない者であっても、全教会と共に、いつも、世界に真の平和、イエス・キリストをもたらすことができます。

降誕節は、このことをより深く黙想し人生に反映させるチャンスです。

それでは良いお年をお迎えください。主がいつも共ににいてくれるよう祈りましょう。私たちは弱いからです。主の助けをいつも必要とします。

ご降誕おめでとうございます。