新教皇選出に寄せて、オプス・デイ属人区長のことば

「大きな喜びのときです!」ハビエル・エチェバリーア司教は、ベネディクト16世選出の知らせに接し、その思いをこう表明した。

「教会全体にとって、これは大きな喜びです。新教皇ベネディクト16世を送ってくださった神に、世界中のカトリック信者が感謝しています。子供としての視線が再びペトロの後継者に注がれ、新教皇の中に光と平安を見出したのです。

私の名において、―オプス・デイ属人区の人々の思いも同じであると確信していますが―、ベネディクト16世ご自身とその教えに完全に従うこと、つまり完全に一致する覚悟であることを表明したいと思います。聖ホセマリアが望んでいた唯一の事柄は、司祭と信徒が各自の役割を喜んで果たすことによって教会への奉仕を十全なものにすることでしたが、新教皇はオプス・デイ属人区のこの使命をよくご存じです。私は、教皇様を支持するだけではなく、オプス・デイの信者たちの祈りと真心に一致している子としての私の深い愛情もお伝えしたいと思います。

新教皇が選ばれるのを待つ間、教皇の双肩にかかる教会の任務と重責についての話題が、度々取り上げられてきました。確かに大変なことですが、パパ様は、神のご加護だけでなく、世界中のカトリック信者と善意の人々の祈りと愛情を頼りにされているのが分かります。

ヨハネ・パウロ二世の逝去とベネディクト16世の選出に伴い、何百万という人々の信仰と一致がはっきりと表明されました。最初は心から愛していたヨハネ・パウロ二世がこの世を去られたという悲しみのうちの一致でしたが、その後、新しいパパ様という賜を頂いた喜びの一致が続きました。この新しい春の到来にあたって、ヨハネ・パウロ二世がご自分の後継者を護ってくださいますように!

言うまでもないことですが、ペトロの新しい後継者が選ばれたことへの喜びによって、教会の素晴らしい継続性が明らかに示されたことも言い添えておきたいと思います。

ハビエル・エチェバリーア、オプス・デイ属人区長