24人の新助祭：奉仕への召命

「主はすべての人を呼んでいることを思い出させるために、皆さん一人ひとりをお使いになりたいと思っておられます」と、オプス・デイの24名の助祭叙階式でヤンガス司教は語りました。

2021/11/24

クエンカ（スペイン）教区長ホセ・マリア・ヤンガス司教が助祭叙階式を司式しました。

ヤンガス司教は、説教の中で助祭たちに次のように語りました。「私があなたたちを選んだ、とイエスが仰います。あなたを選び、あなたを特別に愛している、と仰っています。その愛を誇りに思ったり、うぬぼれてはなりません。賞賛されたり高く評価されるためではありません。神の召し出しは常に贈り物であり、無償の贈り物です。それゆえ、召命は賜物であり、聖性と司牧的献身の成果が求められることをはっきりと自覚してください。そうすれば、常に謙虚に生きることができるでしょう」。

そしてさらに、「主はあなた方一人ひとりを使って、主が私たち全員を呼んでいることを思い起こさせようとされています。あなたたちの言葉をもって、また、慎ましくも信仰に合致したあなたたちの生き様によって、人々に思い起こさせようとされているのです。私たちは、かの有名な船長のようになりたくありません。彼は、人々に船に乗るように勧めながら、自分は陸に残り安楽に過ごしたのでした。主は私たちが聖性の冒険を生きること、そして、主と可能な限り一致して生きることを求めておられます。そして、それが一人ひとりに対する神のみ旨であることを思い出すようにと呼びかけています」。

叙階式ミサの終わりに、オプス・デイ属人区長、フェルナンド・オカリス師が挨拶をしました。

オプス・デイの属人区長からの言葉

親愛なるホセ・マリア司教様、親愛なる新助祭の皆さん、ご家族、ご友人の皆様。

助祭叙階式に際し、皆さんにお祝いを申し上げ、教会全体の喜びに加わりたいと思います。神がご自分の収穫のための働き手を送り続けてくださることを、特に、神の民の中のこの小さな家族であるオプス・デイに送ってくださることを感謝しています。

助祭としてあなた方は、典礼、みことばの宣教、愛徳において奉仕する特別の召命に呼ばれています。キリストは奉仕の模範であり、愛のためにすべての人のしもべとなられたことはご存知のとおりです。聖ヨセフに捧げられた年の最後の数週間、私たちは教皇フランシスコが繰り返しているように、私たちに委ねられているすべての人を大切にし、優しさをもって愛し、その人たちの善と幸福を常に考えることを、聖なる太祖である聖ヨセフから学ぶことができます。「私は仕えられるためではなく、仕えるために来た」というキリストのことばが、私たちの中に具現化されるように、他の人の必要を思いやる心を持つことができるよう聖ヨセフに願いましょう。聖体と祈りにおいてイエスと出会うなら、あなた方の奉仕職を遂行するための恵みを常に見出すことでしょう。

新助祭たちの家族の皆さんに特に目を向けたいと思います。今、助祭たちは特別にあなた方を必要としています。司祭叙階に向けた準備の期間、彼らは、あなた方の温かさと祈りを頼りにしています。物理的には遠く離れている方々も、聖徒の交わりによってとても近くにいることを知ってください。新助祭たちは、彼らのそばに寄り添う皆さんの愛情を感じていることでしょう。

今日は、聖ホセマリア、福者アルバロ、福者グアダルーペを思い出す日でもあります。彼らの取り成しによって、新助祭たちが、人々の必要を見守る心を持つことができるよう祈りましょう。

受階候補者24名の出身国は、アルゼンチン、コロンビア、エクアドル、フランス、メキシコ、フィリピン、スペイン、スイス、米国、フィリピンです。

氏名は次の通りです