ナバラ大学応用医学センター

パンプローナ(スペイン)

五十年に亘って、医学部と大学病院が培ってきた経験を元に、二〇〇二年、ナバラ大学応用医学センターが開設されました。現在、約二十カ国出身の四百名以上の研究員が働いています。彼らが異口同音に述べるこのセンターの素晴らしい点は、科学の発展のために重要である、専門分野を超えた研究推進が可能であることと、仕える精神に満ちているということです。

この数年間で、遺伝子的肝臓治療学、循環器医学、神経科学、腫瘍学の分野で、四十以上の特許を取得しました。世界の主要死因の九割は、これら四つの分野に関係しているため、患者の治療にあたる医師たちにとって、大いに役立つ研究成果だと言えます