長崎のテレビ局KTNがフランシスコ教皇に単独インタビューしました。

「11月に来日される教皇フランシスコとの KTN(テレビ長崎)による単独インタビューをご紹介します。教皇訪日に向けて祈りましょう」

今年11月に被爆地を訪問すると発表して以降初めてメディアに現在の心境を語りました。

日本訪問の準備を進めるローマ法王・フランシスコがKTNの単独取材に、被爆地、そして核兵器廃絶への思いを語りました。

ローマ法王 フランシスコ 「私は殉教者の歴史、広島と長崎の犠牲になった人々の体験を読むとき日本に対して深い感動と尊敬を感じて(覚えて)います」

ローマ法王として38年ぶりの来日を発表して初めてメディアに今の思いを語った法王フランシスコ。

これまでも核兵器の脅威を繰り返し訴え、今年11月には被爆地・長崎と広島などを訪れる予定です。

ローマ法王 フランシスコ 「殉教者たちは信仰に基づいた確信を証しし、そして彼らは自分たちの信仰と尊厳を守るために命を捧げた。もう一つの殉教は原爆の現実。私は原爆を体験した日本が努力して再建したということに対して感心する。日本は生まれ変わるという姿勢を持っている国。だから前進することができる民。原爆は私が想像できないこと。何回も繰り返し言ってきたことを理解していただきたい。核兵器、原子力を戦争のために使うということは非倫理的、反倫理的であるということです」

法王が被爆地・長崎と広島でどのようなメッセージを発信するのか、被爆者のみならず、多くの人が注目しています。

今回の訪日のテーマは「すべてのいのちを守るため~ PROTECT ALL LIFE」で、法王は高齢者の孤独死や児童虐待にもついてもふれ「人類は子どもたちと高齢者を大切にする文化を作っていかなくてはならいない」とも語っています。

ローマ法王フランシスコは11月下旬、4日間の日程で来日します。