通常総会とは何ですか?前回はいつ開催されたのですか?
オプス・デイの規約によれば、通常総会は8年ごとに開催され、前回からの活動を振り返るとともに、今後のオプス・デイのメンバー(司祭と信徒、男性と女性、既婚者と独身者)による福音宣教活動についての方針を示す場とされています。また、男子中央委員会および女子中央委員会の委員が新たに任命されます。
前回の通常総会(第9回)は、2017年1月に行われた属人区長選出総会の後に開催されました。この選出総会は、ハビエル・エチェバリーア属人区長の死去を受けて開かれたもので、フェルナンド・オカリス師が選出され、続いて教皇フランシスコが師を属人区長に任命しました。2017年2月14日、オカリス師は総会の主な結論をまとめた書簡を発表しました。前々回の通常総会(第8回)は2010年4月に開催されています。
2025年の通常総会ではどのようなテーマが扱われますか?
オプス・デイの属人区長は、2025年1月25日のメッセージの中で、次の2つの主要テーマを挙げています。1つ目は、聖座から求められている規約の改定案についての理解を深めること、2つ目は、2024年に世界のそれぞれの地域で実施された地域総会の結論について検討することです。
総会はどのように進められるのですか?
総会は男女別に2つのセッションに分かれて開催されます。それぞれのセッションのプログラムはほぼ同じで、前半では、属人区長が参加者に、前回の通常総会以降の使徒職と養成に関する活動と、2017年2月の書簡で示された方針の実施状況について報告します。その中で、オプス・デイの規約の改定作業の進捗状況についての説明が行われます。その後、規約の改定案は承認を得るために聖座に提出される予定です。
後半では、2024年に世界のそれぞれの地域で行われた地域総会の結論と提案が検討されます。その後、総会の結論を示した文書が総会委員によって表決されます。
さらに男女それぞれのセッションにおいて、オプス・デイの男子中央委員会および女子中央委員会のすべての役職の見直し(新任または再任)が行われます。これは属人区長が総会に提案する形で行われます。総会終了後、属人区長は中央委員会とともに、地域レベルにおける統治に関わるすべての役職の見直しを行います。
総会には誰が参加するのですか?
規約(第130条第2項および第133条第3項)に基づき、すべての総会委員が招集されます。総会委員になるには、満32歳以上で、オプス・デイへの決定的な所属から9年以上が経過していることが必要です。総会委員は属人区長が任命します。その際、候補者の出身地域の意見が考慮に入れられます。また任命には、男子中央委員会または女子中央委員会の表決が必要です。総会委員は全員ヌメラリのメンバーで、その大多数は地域の統治に携わった経験を持っています。このような経験は、それぞれの地域における使徒職の課題についての深い理解を容易にします。総会委員の中には、統治には携わらず、社会のさまざまな分野の職業に従事する人もいます。
また、属人区長は、専門的な知識や経験を持つ他のメンバーを招集することができます。その場合、そのメンバーには発言権はありますが投票権はありません(第130条第4項)。
今回、279人の総会委員が参加します。そのうち127人(45.5%)が女性で152人(54.5%)が男性です。参加者の出身地域は、アフリカ(6.8%)、アメリカ(37.3%)、アジア(5.7%)、ヨーロッパ(48.7%)、オセアニア(1.4%)で、これはオプス・デイのメンバー数の分布に比例しています。参加者のうち95人(34%)は司祭です。最年少は37歳で最年長は91歳です。