「神の子という人種」

神の子らは人々のこの世における様々な道を照らす唯一の炎・唯一の光の運び手である。その光の中では、暗闇(くらやみ)も薄闇(うすやみ)も影もない。この光で周囲を照らすために、主は私たちを松明(たいまつ)としてお使いになる。大勢の人が暗闇に留まることなく永遠の生命に通ずる道を歩むか否(いな)か、ひとえに私たち次第なのである。(鍛1)

〈神であり人であるイエス・キリスト〉。この「神の偉大な業」3を黙想し、「地に平和、御心に適う人にあれ」(ルカ2・14)と平和をもたらすために来られた主に、感謝を捧げなければなりません。平和は、神の善良なご意志に自分の意志を一致させたいと望むすべての人々にもたらされました。金持ちだけにではなく、貧しい人だけに限らず、すべての人々、すべての兄弟にもたらされたのです。みんなイエス・キリストにおいて兄弟であり、神の子であり、キリストの兄弟ですから、キリストの御母は私たちの母でもあります。

地上には神の子と称される一つの人種しか存在しません。天においでになる私たちの父が教えてくださった言葉を話さなければなりません。イエスが御父と対話なさる言葉、心と知恵から出る言葉、今皆さん方が祈りにお使いになっている言葉です。神の子であることを自覚した観想的な人々、霊的な人々の言葉を使わなければならないのです。その言葉は多くの意志決定、聡明な知性、心からの愛情、正しい生活を送り、善を実行し、幸福と平和に貢献する決心を表します。(知識の香13)

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