フェルナンド・オカリス師の経歴

オプス・デイの属人区長は、オプス・デイの使命である聖性への普遍的召命という教えを、所属する信者が使徒職を通して多くの人々に伝えるよう指導します。

属人区長の書簡

属人区長のメッセージ(2025年6月11日)

オプス・デイ属人区長は至聖三位一体の神秘を観想するよう招き、承認を得るために新しい規約を聖座に提出したことを報告します。

愛する皆さんへ。イエスが私の子どもたちを守ってくださいますように!

来る15日に私たちは典礼における三位一体の祭日を盛大に祝います。父である神、子である神、聖霊である神──実際に異なる三つのペルソナは、同じ唯一の神であり、それは神秘です。神学はそこに矛盾がないことを努力の末に明らかにします。しかしそれは私たちの理解を超えています。

創立者は──26日に帰天50周年を祝います──信仰のこの真理を観想すると、ある時は少し光が見えるように感じ、またある時はただ暗闇しか見えないと言っていました。そして、私たちの知性に入りきらない神の無限の偉大さを思って、大変うれしくなるのだと語っていました。「そこで、​心は、​聖三位の​各ペルソナを​区別して、​別々に​礼拝する​必要にかられる。​これは、​ある​意味で、​子供が​目を​見開いて​物事を​発見するように、​超自然の​生活に​おいて​実現する​心の​発見であると​言えます。​聖父と​聖子と​聖霊との​交わりを​楽しみ、​生きる​力を​お与えに​なる​慰め主の​御働きかけに​容易に​従います。​受ける​値打ちの​ない​私たちに、​超自然徳や​賜物を​お与えに​なる​慰め主に​従うのです」(『神の朋友』306番)。

聖霊は、成聖の恩恵によって、私たちを実際に神の命にあずからせ、御子のうちにおいて御父の子としてくださいます。今述べた言葉は、それが表そうとする現実と比べて、あまりにも乏しいものであることを私たちは知っています。しかし神はイエス・キリストにおいて目に見えるものとなりました。主は使徒フィリポに言われたように私たちにも言われます:「わたしを見た者は、父を見たのだ」(ヨハネ14・9)。

私たちの母である聖マリア──父である神の娘、子である神の母、聖霊の花嫁であり神殿──が、三位一体の神の命にますます深くあずかるよう、私たちを助けてくださいますように。そのようにして、日ごとにより強くキリストと一致して、他の人々への奉仕に身を捧げられますように。

最後に、規約の見直し作業が完了し、承認を得るためにそれを聖座に提出したことお伝えします。全員の祈りとともに歩んできたこの3年間の道のりの最終段階において、さらに強く祈るよう皆さんにお願いします。

もちろん、教皇レオ十四世を、私たちの祈りと日々の献身で引き続き支えていきましょう。

すべての愛情をこめて皆さんを祝福します

皆さんのパドレ、フェルナンド

ローマ、2025年6月11日