愛する皆さんへ。イエスが私の子どもたちを守ってくださいますように!
来る15日に私たちは典礼における三位一体の祭日を盛大に祝います。父である神、子である神、聖霊である神──実際に異なる三つのペルソナは、同じ唯一の神であり、それは神秘です。神学はそこに矛盾がないことを努力の末に明らかにします。しかしそれは私たちの理解を超えています。
創立者は──26日に帰天50周年を祝います──信仰のこの真理を観想すると、ある時は少し光が見えるように感じ、またある時はただ暗闇しか見えないと言っていました。そして、私たちの知性に入りきらない神の無限の偉大さを思って、大変うれしくなるのだと語っていました。「そこで、心は、聖三位の各ペルソナを区別して、別々に礼拝する必要にかられる。これは、ある意味で、子供が目を見開いて物事を発見するように、超自然の生活において実現する心の発見であると言えます。聖父と聖子と聖霊との交わりを楽しみ、生きる力をお与えになる慰め主の御働きかけに容易に従います。受ける値打ちのない私たちに、超自然徳や賜物をお与えになる慰め主に従うのです」(『神の朋友』306番)。
聖霊は、成聖の恩恵によって、私たちを実際に神の命にあずからせ、御子のうちにおいて御父の子としてくださいます。今述べた言葉は、それが表そうとする現実と比べて、あまりにも乏しいものであることを私たちは知っています。しかし神はイエス・キリストにおいて目に見えるものとなりました。主は使徒フィリポに言われたように私たちにも言われます:「わたしを見た者は、父を見たのだ」(ヨハネ14・9)。
私たちの母である聖マリア──父である神の娘、子である神の母、聖霊の花嫁であり神殿──が、三位一体の神の命にますます深くあずかるよう、私たちを助けてくださいますように。そのようにして、日ごとにより強くキリストと一致して、他の人々への奉仕に身を捧げられますように。
最後に、規約の見直し作業が完了し、承認を得るためにそれを聖座に提出したことお伝えします。全員の祈りとともに歩んできたこの3年間の道のりの最終段階において、さらに強く祈るよう皆さんにお願いします。
もちろん、教皇レオ十四世を、私たちの祈りと日々の献身で引き続き支えていきましょう。
すべての愛情をこめて皆さんを祝福します
皆さんのパドレ、フェルナンド
ローマ、2025年6月11日