フェルナンド・オカリスの生涯

オプス・デイの属人区長は、オプス・デイの使命である聖性への普遍的召命という教えを、所属する信者が使徒職を通して多くの人々に伝えるよう指導します。

属人区長の書簡

属人区長のメッセージ(2024年3月15日)

聖週間が近づくにあたり、属人区長は、私たちがキリストを自身の生き方において現すよう招きます。

愛する皆さんへ。イエスが私の子どもたちを守ってくださいますように!

聖週間が近づき、私たちは十字架上のイエス・キリストをさらに深く観想するよう招かれています。四旬節の典礼は、それを助け、キリスト者の生活のあらゆる側面と同様に、私たちをイエスとの一致に導きます。聖ホセマリアが自分の子供たちに語った次の言葉が思い出されます:「キリストをはっきりと現してください。皆さんはキリストです。あなたがたの生き方によって、愛によって、奉仕の精神によって、仕事へ熱意によって、理解のある態度によって、人々への思いによって、キリストを現してください」(1974年6月13日)。恵みの助けによって、私たちは常に、表面的な愛にとどまることなく、他者への配慮に表れる愛において成長することができます。奉仕の精神、すなわち、一人ひとりをありのまま、徳も欠点も含めて、行いをもって愛そうとする効果的な望みは、私たちの卑小さにもかかわらず、主の御顔を映し出しているのです。

キリストを現すもう一つの方法は従順です。聖週間の間、私たちはイエスがどのように「へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順」(フィリピ2・8)であったかを観想します。先月送った従順についての手紙を、皆さんが引き続き黙想するよう勧めます。手紙に書いたように、私たちは自由に組み込まれた知性的な従順を生きる必要があります。そのようにして、出来事に流されることなく、人や状況を通して神が私たちに伝えたいことに心を向けることができます。

近日中に、私たちは聖ヨセフの祭日を祝います。聖ヨセフの生涯を黙想すると、彼の人生には喜びの時があったと同時に、悲しみや疑いも欠けることがなかったことが分かります。神が彼のために用意された計画を信頼することによって、聖ヨセフは、外的な事柄にあまり依存しない、イエスとマリアとの結びつきに基づく幸福を見いだしました。私たちが、イエスとマリアとよりよく接し、その結果、他の人々に仕える力と喜びを持つことができるよう、聖ヨセフに助けを願いましょう。

私の意向のための皆さんの祈りを頼りにしています。意向の一つは、聖座とともに作業している規約の適応についてです。数週間前に聖職者省で、親しい家族的な雰囲気の中、話し合いを行いました。引き続き、平和と落ち着きをもって、この仕事の進展のために祈ってください。

心からの愛情を込めて皆さんを祝福します。

皆さんのパドレ

フェルナンド

ローマ、2024年3月15日