オプス・デイの協力者、短い証言の5

日本、コンゴ民主共和国、フィリピン、オーストラリア、カメルーン、イングランドの協力者の証言を紹介します。

母親たちのネットワーク

川口 さくら

長崎(日本)在住

主婦・調理師

十五歳のときに、若者たちのための黙想会に参加しました。この世の中にいながら、良いキリスト者になることができるのだという教えに驚きました。長崎にある三川女子調理師学校のことを教えてもらい、そこで勉強することにしました。そこで出会ったのは、自由を尊重する雰囲気と、自分の状況にぴったりあった具体的なキリスト教的形成だったのです。卒業後しばらくしてから、卒業生たちや友人たちを中心にして、インターネット上に、子育てに関する情報のコミュニティを立ち上げました。このネットワークはまだ小さなものですが、私の夢は、小さい子どもがいる母親たちを助けるための〈MIKAWAママの会〉を発展させることです。


キリストを反映させる

ロベルト・ベリャルミン・シシ

イディオファ(コンゴ民主共和国)出身

教区司祭

聖十字架大学の情報学部で勉強しています。この大学に入学して、オプス・デイのことを知りました。協力者として、オプス・デイのために祈り、そのメッセージを広げるように努めています。また、ローマにある、司祭のためのセンター運営のために献金もしています。この様な協力は、霊的指導やサークル、月例の黙想会や年の黙想会などを通して受ける助けへのお礼でもあります。このような手段を通して、司祭としての自覚を強めてもらったからです。スータンやクラージマンを身に着けるように勧められたことだけでも、大切なことを思い出すのに役に立ちました。私の服装は司祭の、つまりキリストの心と生き方を反映すべきであるということです。


コーヒー・ペインティング

サンシャイン・プラタ

マリキナ・シティ(フィリピン)在住

コーヒーを使って絵を描く画家

形成の手段を通して、画家としての仕事を愛することを学びました。なぜなら、良い仕事は、神様の栄光のためになるし、様々な徳を養うためにも役立つからです。たとえば、独りで絵を描いているとき、集中しにくくても、神様に話しかけることを学びました。描くことがむずかしく感じるときには、誰かのこと―たとえば、その絵の持ち主となる人―を考えて、一筆一筆を捧げます。ですから、私が描いたものはすべて、愛と祈りのうちに描いたのだと言うことができます。


病人たちの中にキリストを見る

ピーター・スティーブンス

妻と6人の子どもたちと共にシドニー(オーストラリア)に在住

リハビリ専門病院に勤務

今から二十年前、医学生のころにオプス・デイを知りました。そのときに受けた助言は、非常に忙しい病院での仕事を後押ししてくれるもので、それ以来実行するように努力しています。それは、一人ひとりの病人がイエス・キリストであるかのように振る舞うということです。また、臨終を迎えようとしている人には、自分の人生を振り返るように勧め、もしそう望むならば、病院のチャプレンを呼んであげるようにしています。


マリー・ルイーズ・ンヤ・フィンケ

ヤウンデ(カメルーン)在住

工業学校の教諭

大いなる発見

友人のオデッテから、オプス・デイのセンターのことを聞いて、センターに通うようになりました。それ以来、次第に私の人生は変化していきました。本当の信仰を発見し、数か月前にカトリック信者になりました。自分の行っている一つひとつのことを神様に捧げることができるということは、私の人生にとって大きな発見でした。捧げることによって、人生につきものの困難を乗り越えることができるようになったからです。形成のクラスのおかげで、家族生活や友人関係もよりよいものとなりました。神様の栄光のために働いているのだと意識するように努めていますが、よい結果が出ていると思います。


常に同じ人として

ジョン・デヴリン

イプスウィッチ(イングランド・サフォーク)在住

会社経営

私の息子がロンドンの大学に入学して、ネザーホール・ハウス学生寮に住むようになりました。それをきっかけにして、オプス・デイを知ったわけです。そこで受けたキリスト教的形成の手段を通して、神の子であるとわかるため、また個人的な聖性に至る日々の戦いのための、ありようと支えとを知ることができました。特に印象を受けた考え方は、自分の人生におけるあらゆる状況において、どこにいようと、誰といようと、自分の振る舞いを変えることなく、まったく同じ人間としてあることができるし、そうするべきだということです。