ドラ・デル・オヨ生誕は百周年

1月11日は、オプス・デイの最初のアシスタント・ヌメラリー、ドラ・デル・オヨの生誕百周年でした。

ドラ・デル・オヨ・アロンソは、1914年1月11日、ボカ・デ・ウエルガノ(スペイン、レオン県)に生まれる。模範的なキリスト者であった両親は、幼少時から彼女が神のよい娘になるように育てた。

1946年3月14日、ビルバオでオプス・デイに所属することを願い出たドラは、最初の瞬間から神の召し出しに忠実であった。特にご聖体への信仰の篤いドラにとって、ミサ聖祭は内的生活の中心であり源泉であった。聖母マリアと聖ヨセフを心から愛し、また守護の天使の助けに深い信頼を寄せていた。 1946年12月27日、聖ホセマリア・エスクリバーの招きに応えてローマに赴き、残りの生涯をローマで過ごした。

仕える精神と職業面の高い能力を備え、一つひとつの平凡な行いに隠された聖化と使徒職に関する意味を見つけることのできる女性であった。ローマにおいて、そこに集まる世界中の女性たちの形成に協力し、あらゆる社会環境の中で推進されているオプス・デイの使徒職に貢献した。2004年1月10日帰天。ドラの遺体は、平和の聖マリア属人区長教会地下墓所に安置されている。

2012年6月18日、オプス・デイ属人区長は、ローマにおけるドラ・デル・オヨの列聖審理を開始した。属人区長は次のように述べている。「彼女が教会と社会全体に対して果たした、そしてこれからも果たす役割に関して、私は確信を深めています。主は、ドラ・デル・オヨを、ナザレの家庭で聖母マリアがされていたのと同じ仕事に従事するように呼ばれました。キリスト者としての生き方への忠実さによって表された彼女のキリスト者としての模範は、奉仕の精神の理想を生き生きと保たせることに貢献し、家庭教会としての家庭が持つ重要性を我々の社会に知らしめることになるでしょう。彼女はそのことを、毎日の仕事を寛大に喜んで果たすことで実践してきたのです。列聖されるということの第一の意義は、人々に役立つことであり、それゆえに教会を豊かにするということです。彼女のケースは、家事を通して喜んで奉仕することによって毎日の生活を絶え間ない神への捧げものにできることを理解するために、役立つものとなることでしょう」