夏休みの活用

グロリア・グラタコス女史(ビリャヌエバ学生センター・教育部長)は、自らの子育ての経験をもとに、夏休みの家庭生活について10のアイデアを提案しています。

写真: Ismael Martínez Sánchez

1.
秩序の中にも柔軟性を持つ。日ごろ築いてきた生活のリズムが夏休みには崩れやすい。大人はいつものリズムで生活を続けなければならないので、子供たちにも幾つかのスケジュールを守るよう励まそう(起床と就寝の時間、宿題や自習の時間、お手伝いの時間…)。
2.
家族内イベントの企画。たとえば、料理を一緒にする、ジョギング、ウォーキング、ハイキング、ミニ花火大会、等々をイベントとして計画してみよう。子供たちに役割分担を与えるのも良いでしょう。
3.
感謝。子供たちは普段よりのんびりしているので、このチャンスに小さな事にも「ありがとう」を口にする雰囲気を作ろう。
4.
小さな事に楽しみを見つける。たとえば、アイスクリームを食べるだけであっても、ミュージックをかけて落ち着いた雰囲気を演出して、少しばかりリッチな時間を過ごす。日の出や日没、夕立、雷など自然の雄大さに気づかせ、堪能するのも良いでしょう。
5.
他者に心を開く。夏休みは家にこもり勝ち。友達を招く、訪問する、あるいは、おつかいをさせるなど、他者と触れ合う機会を作っていこう。
6.
文化的活動。教養を高めるために工夫しよう。テレビはアニメ、バラエティーに偏らないように。ちょっと難しそうでも良いドキュメンタリーを一緒に観る。町内の史跡、美術館などに足を運ぶ。
7.
読書。読書には様々な教育的効果があります。大人も読書の時間を持つと良いでしょう。「ノーテレビ・デー」があっても良いでしょう。
8.
慰問。入院中の、あるいは、施設に入所している親戚や知人を子供と一緒に訪問しよう。
9.
外国語。英語は日本においても益々必要性が高まっている。学校のカリキュラムを離れ、生きた英語に触れる機会を作ってみよう。
10.
日々神様に感謝する(祈り)。一日の終わりに、家族そろって神様に感謝!

グロリア・グラタコス

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